【ワイヤーの調節】
歯の調整とはワイヤーの力で動いた歯をさらによりよい位置へ動かすため、ワイヤーの長さを調節したりはめ直したりすることです。
これを月に1回、何ヶ月も繰り返します。歯の調整をするとまた歯が動くので痛みますが、何度か調整をすることで慣れてきます。
歯の調整を何度もして歯並びが整ったらブラケットとワイヤーを外します。しかしこれで歯の矯正が終わったわけではなく、むしろここからが本番です。
【歯並びが整ったら】
歯並びが整ったらリテーナーという歯の保定装置を付けます。ブラケットとワイヤーをとった後もまだ歯は完璧に安定しておらず、
動きやすい不安定な状態ですので、リテーナーを使いしばらくの間は歯を固定する必要があるのです。食事のとき以外はこれをつけて生活をすることになります。
リテーナーを付けてからは歯が動いていないかをみてもらう為、月に1回のペースで定期診療を受けます。
ブラケットとワイヤーをつけていた期間が長ければそれだけ安定させる期間も長くなり、リテーナーをつける期間も長くなります。
【一般的な矯正以外にも】
定期診療でもう大丈夫、歯が元に戻らないと診断されたら歯列矯正の治療も完了となります。
これが一般的な歯科医院での歯の矯正の流れですが、人によっては外科手術を伴う歯列矯正や虫歯の治療を行う場合もあります。
その場合は多少順番が変わることもありますので、歯医者としっかりコミュニケーションをとって歯の矯正をしていきましょう。